ライフスタイルが多様化している今、新郎や新婦がひとりでブライダルフェアに参加するケースが増えています。
実際に、結婚式場のホームページなどに「おひとり様歓迎」などと明記されていることも多いので、実は例としては少なくありません。
そこで今回は、ブライダルフェアにひとりで参加するメリットや注意点を解説します。
目次
ひとりでブライダルフェアに行くメリット
ひとりでブライダルフェアに行くことには、多くのメリットがあります。
ここでは筆者の考える3つのメリットをご紹介します。
- 効率よく見学できる
- 自分の気になるところを追求できる
- 「また来ます」で頭を冷やせる
1. 効率よく見学できる
ブライダルフェアは平均で3時間程度の所要時間がかかります。
ひとりで参加すると会話や移動がスムーズのため、それよりも短時間で済むことが多いです。
そのため、効率よく見学したいという人におすすめ。
1件あたりの見学を楽に済ませることができれば、他の結婚式場のブライダルフェアとのはしごも可能です。
2. 自分の気になるところを追求できる
ひとりだとパートナーに気を使う必要がないため、納得いくまでゆっくり話を聞くことができます。
担当スタッフの方と話す時間を全部、自分の聞きたいことで独占できるので、自分自身の満足度は高いでしょう。
ドレスやブーケ、会場装飾など、こだわりがたくさんある人には特に大きなメリットとなるでしょう。
3.「また来ます」で頭を冷やせる
ブライダルフェアにひとりで参加をすれば、「パートナーと相談してからお返事します」と、結論を先送りにする口実もできます。
ブライダルフェアに参加した当日は、素敵な会場や魅力的な特典で舞い上がりがち。
しかし、その日の話をいったん持ち帰って頭を冷やすことができるので、最終的にいい方向に向かいやすいでしょう。
このように実は、ひとりでブライダルフェアに参加するメリットも少なくないのです。
では反対にデメリットはあるのでしょうか?
ひとりでブライダルフェアに行くデメリット
ひとりでブライダルフェアに行くことは、メリットばかりではありません。
ここでは筆者の考えるデメリットについて、3つご紹介します。
- 決断しづらい
- フェア参加特典を受けられないことが多い
- 周りの目が気になることがある
1. 決断しづらい
ブライダルフェアにひとりで参加するデメリット1つ目は、パートナーの同意がないと決断しづらいことです。
悩んだ時に相談できる相手がいないので、不安に思うこともあるでしょう。
また目の前に魅力的な特典があっても、自分だけで判断しない方が賢明です。
2. フェア参加特典を受けられないことが多い
ブライダルフェアには、参加特典として商品券などをもらえる場合があります。
しかし、適用条件が「カップルで参加」がほとんどのため、特典を受けられないことも多いでしょう。
カップルでの参加が条件となっているのは、結婚式への温度感を確認するためなので仕方ない部分もありますが、せっかく参加するのに特典が受けられないのはデメリットでしょう。
周りの目が気になることがある
当然周りのブライダルフェアに参加しているカップルを見ると、不安になることもあるでしょう。
ホームページなどに「おひとり様OK」などと書いてあっても、居心地悪く感じられるかもしれません。
しかし他のカップルは正直、他人のことよりも自分たちのことで頭がいっぱいです。
スタッフの方の説明を一生懸命聞いているので、周りのことなんてほとんど気にしていないでしょう。
参考:都市部では新郎のひとり参加も増えている
最近、オフィス街など都市部にある結婚式場では、新郎ひとりでブライダルフェアに訪れるケースが増えています。
平日の仕事帰りであろう新郎が、スタッフの方の話を熱心に聞く様子をよく見かけるようになりました。
男性ひとりで見学というシチュエーションを不安に思う人は多いと思いますが、会場のスタッフは慣れているので、安心してください。
男性がひとりで結婚式場に訪れても、警戒されることありません。
では実際に、ひとりで参加しやすいブライダルフェアはあるのでしょうか?
ひとりでも参加しやすいブライダルフェアとは
まず基礎知識としてブライダルフェアには、大まかに6つのイベント内容があります。
- 「見学会」
- 「相談会」
- 「模擬挙式」
- 「演出体験」
- 「試食会」
- 「試着体験」
この中から、ひとりでも参加しやすいブライダルフェアについてご紹介します。
短時間で終えたいなら「見学会」「相談会」
「見学会」や「相談会」は、会場見学や相談を中心にしたフェアです。
平日の夕方に開催していることが多く、仕事帰りにひとりでも気兼ねなく参加できることがメリット。
平均的な所要時間も1時間~1.5時間と、他の種類のブライダルフェアに比べて短時間で済むところも、参加しやすいポイントです。
体験したいなら「模擬挙式」や「演出体験」
雰囲気をリアルに感じたいという人におすすめなのが、「模擬挙式」や「演出体験」です。
模擬挙式や演出体験は、それだけを見るなら20分程度で済みます。前後の相談や説明などを加えても、所要時間は1時間~2時間あればOK。
ただし、これらは人出の多い週末のフェアで行われることがほとんどで、平日にはあまり行われていません。
「試食会」や「試着会」はできれば2人で
逆にひとり参加しない方がいいのは、「試食会」と「試着会」です。
試食会は他のカップルの目が気になりますし、試着会は男性に写真を撮ってもらったり、褒めてもらいたい気持ちになるからです。
試食会はハーフコースや単品ならひとりでOK
試食会はある程度の参加人数が揃わないと開催されません。そのため、会場内では何組のもカップルが一緒に試食を体験します。
ひとり参加だと、大きな丸いテーブルにポツンと座ることになったり、他のカップルとの相席になったりなど、居心地が悪くなる可能性があります。
しかし、ハーフコースや単品など、品数が少ないものであればひとり参加もあまり気になりません。
ブライダルサロンで相談しながら、その場で試食できる場合もあります。
試着では2人の衣装バランスも見ておきたい
試着会は意見を言ってくれる相手がいないと、自己満足に終わってしまいます。
客観的な意見が聞きたくなり、その場では決断できないことがほとんど。
パートナーの衣装と合わせた時のバランスも大切なので、できればカップルで参加することをおすすめします。
さて次は、ブライダルフェアにひとり参加する場合の準備についてお話します。
ひとりでブライダルフェアに参加する前の準備
ひとりでブライダルフェアに参加する前に、事前に2人の意見をまとめておくことが大切です。
そうすることで、チェックしたいポイントを絞ることができ、当日スタッフの方との話もスムーズに進みます。
では具体的に、事前に準備しておきたいポイントをご紹介しましょう。
- 挙式日とおおよその招待人数を決める
- ひとり参加であることをあらかじめ伝えておく
- 服装は清潔感のあるきれいめファッションが◎
1. 挙式日とおおよその招待人数を決める
ブライダルフェアでは、見学や相談後に見積りを出してもらうケースがほとんどです。
挙式日や招待人数は、見積もりの総額に大きく反映されるため、あらかじめ決めておきましょう。
演出もある程度考えておくと、よりリアルな金額を知ることができます。
ひとり参加であることをあらかじめ伝えておく
予約の際、ひとりで訪れることをあらかじめ伝えておくといいでしょう。
ひとりで訪れる人の中には、市場調査のための同業者だったり、冷やかしだったりというケースがあるのも事実です。
そのため、事前に伝えずにひとりでフェアに訪れた場合、疑いの目を向けられる可能性も。
余計な誤解を生まないためにも、先に伝えておく方がいいでしょう。
服装は清潔感のあるきれいめファッションが◎
結婚式場の建物やインテリアはとてもおしゃれです。
あまりにカジュアルな服装で行くと浮いてしまうので、清潔感やほんの少しトレンド意識したファッションを心がけるといいでしょう。
女性は、ロングスカートやワンピースを着ていくと、ドレスを着て歩いた時の自分をイメージしやすいのでおすすめです。
スーツは同業他社だと疑われることも
リクルートスーツのようなカッチリとした格好では、同業他社のリサーチだと思われ、警戒されることがあります。
契約後ならスーツで訪れても不信感は抱かれませんが、初めて訪れる時には気を付けましょう。
では最後に、ブライダルフェアにひとりで参加するのにおすすめな人についてお話します。
ブライダルフェアへのひとり参加、こんな人におすすめ
ひとりでブライダルフェアに参加するのが、向いている人の条件をピックアップしました。
あなたに当てはまる条件があるか、さっそくチェックしてみてください。
お互いに忙しく、フェアに行く時間が取れない人
新郎新婦共に仕事が忙しく、なかなか時間を合わせられないというカップルにおすすめです。
どちらか一方がひとりでブライダルフェアに行くと効率がよく、広く情報を集めることができます。
遠距離恋愛中の人
遠距離恋愛だと、会う時間さえままなりません。
当然、ブライダルフェアのために都合を合わせることは難しいでしょう。
遠距離恋愛中でもスムーズに式場を選びをすすめたいという人におすすめです。
パートナーが結婚式準備に消極的な人
パートナーが結婚式をすることに乗り気でないという人には、ブライダルフェアにひとりで参加をして、魅力的な会場を地道にリサーチしましょう。
気になる会場があれば、スタッフの方に「彼をどうやって説得したらいいですか?」などと、聞いてみるのもおすすめです。
きっとスタッフの方も一緒に、彼を説得するための方法を考えてくれるはずです。
気になる会場がたくさんある人
気になる結婚式場が多い人は、ひとりで効率よく見学して回るといいでしょう。
自分の都合だけで動くことができるので、より多くの会場を見ることができます。
ひとりでも気兼ねなくブライダルフェアに参加しよう
さて今回はブライダルフェアのひとり参加について、メリットや注意点をご紹介しました。
正直ブライダルフェアに一人で参加することを、不安に思う人は多いでしょう。
しかし紹介したように、ひとりでも安心して参加することができるのが実情です。
いい結婚式を挙げるためには、良い会場選びが大切です。
一人でも二人とでも、ぜひ納得のいくまでブライダルフェアに参加をして、理想的な結婚式場を見つけてくださいね。
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