【決定版】ブライダルフェア・式場探しで確認・質問したい87のポイント

【決定版】ブライダルフェア・式場探しで確認・質問したい87のポイント

式場探しにおいて参加する「ブライダルフェア(=式場見学)」ですが、どんな基準やポイントで式場を評価すれば良いのか判断に迷う事もあるでしょう。

それもそのはず。基本的に結婚式は誰もが初めての経験ですし、数百万円もする高い買い物です。迷って当然ですよね。

式場によってはブライダルフェア当日に「今日決めてもらえれば、安くします/特典を付けます」などと言って、その場で契約させようとすることも。

せいぜい半日程度参加したブライダルフェアだけで、その式場の善し悪しを判断するのは本来現実的ではありません。しかし、何度も見学に訪れるほど私たちも暇でもありませんよね(笑)

そこで今回この記事では、式場探しにおけるブライダルフェア当日のチェックポイントとして全87項目をまとめました。

ぜひ、ここで紹介するポイントをブライダルフェア当日プランナーへ直接質問して、式場探しで絶対に後悔しないようしっかり見極めてくださいね。

なお、チェックリストはダウンロード用のPDF版も用意しています。今すぐ利用したい方は下記よりダウンロードしてください。

▼ブライダルフェア当日のチェックポイント(PDF版)

決定版!ブライダルフェア・式場探しで確認・質問したいポイント87項目

決定版!ブライダルフェア・式場探しで確認・質問したいポイント87項目

では早速、ブライダルフェア当日に確認・質問したいポイント全87項目をご紹介します。

各ポイントは、アクセス・ロケーション、挙式会場、披露宴会場などといったカテゴリーごとに紹介していますので、当日に案内される場所ごとに確認・質問をすると良いでしょう。

また、重要度についても各ポイントごと3段階の★評価でつけていますので、確認する時間の無いという方は★★以上だけでも確認するようにしてください。

それではチェックポイントの確認に参りましょう!

式場のアクセス・ロケーションにまつわること

式場のアクセス・ロケーションにまつわること

結婚式場を探す際にまず最初に検討するのは、式場へのアクセスやロケーションにまつわること。

アクセスが微妙だと、その他がいくら良くてもゲストにとってあまり良い印象にはならないぐらいとても重要な要素です。

1.遠方ゲストでも行きやすい式場か?★★★

まずは、お互いの実家や親族、これまでお世話になったゲストが行きやすい場所にあるかどうかです。

二人が出会った場所も大切にしたいですが、結婚式はゲストへの感謝やおもてなしを第一に考えたいものです。

都市部であれば電車で来るゲストが大半ですので、極力乗り換えが少なく済むような式場を選びましょう。

2.駅から徒歩で行けるか?歩きやすい道か?★★★

最寄り駅から徒歩5分以内かつ歩きやすい道で行ける式場を選ぶと良いでしょう。

というのも、若い女性ゲストは大半ヒールを履いています。そのため駅から距離があったり道中が不安定な場合、タクシーを利用しなければならなくなる可能性があるからです。

当然年配のゲストや子供連れのゲストにとっても同様に負担になるでしょう。

また、雨の日のケースも考えて、駅直結だと逆に嬉しいポイントとなります。

3.ゲスト用の駐車場はあるか?★☆☆

地方の式場であれば駐車場も完備されている事が多いですが、都市部の式場の場合、ゲスト用の駐車場は用意されていないケースが大半です。

式場と併設して有料駐車場があったり、近くにコインパーキングなどがあるかどうかも合わせて確認しておきましょう。

4.ゲスト用のタクシーチケットはもらえるか?★☆☆

足の悪い年配の方や子供連れなど、あらかじめ徒歩では来られないゲストが把握できている場合、当日のタクシーチケットを用意してもらえるか確認しておきましょう。

大半は式場が用意してくれるので、何枚必要かを伝えればOKです。

受付をお願いしたゲストは当日少し早めに到着する必要があるので、お礼も込めて渡しておけるといいですね。

5.最寄り駅でタクシーは拾いやすいか?★★☆

最寄り駅のタクシーは拾いやすいかどうか、ブライダルフェアに行く前に確認しておきましょう。

せっかくタクシーチケットを用意しても、タクシーが捕まえにくい場所だと最悪の場合、ゲストが遅刻してしまう事態になりかねません。

6.ジャンボタクシーやバスの手配は可能か?★☆☆

地元に親族や友達などが固まっている場合、ジャンボタクシー(大人数乗り合いのできるタクシー)やバスの手配も考えておきといいでしょう。

特に年配のゲストにとっては、電車を利用するよりもこうしたジャンボタクシーやバスで乗り合い出来る方が精神的な負担が少なく済むので、有り難く思われるポイントです。

7.二次会会場からは近いか?★★☆

結婚式当日に二次会も行う場合、式場から二次会会場までのアクセスについても考えておかなければなりません。

二次会会場までのアクセスが悪いと、せっかく盛り上がった披露宴の雰囲気をそのまま保つことができず、少しテンションの下がった状態での二次会スタートとなってしまうことも。

二次会もしっかり楽しみたいというカップルは、二次会会場までのアクセスもぜひ考えてみてください。

なお、二次会会場は普段飲食店として営業していることろが多いので、都市部に多く存在しています。10月11月の結婚式シーズンは早めに予約で埋まってしまうので、式場が決まったら早めに検討しておきましょう。

8.三次会以降の手配はできそうな場所か?★☆☆

人によっては二次会だけでは飽き足らず、三次会・四次会があることも(笑)

そこまで参加すると疲れるのも正直なところですが、人生の一度の晴れ日に祝ってくれる友人・同僚は大切にしたいですよね。

三次会以降は一般的な飲食店になるので、都市部であれば問題ありません。当日の参加者や雰囲気を見て、友人や同僚に早めに場所と人数を押さえておくようお願いしておくのもいいですね。

反対に三次会以降は体力的にキツいので、敢えて式場と二次会会場を都市部から少し離れた場所で行うという方もいます。

9.当日式場の前でスタッフによるお出迎えはあるか?★★☆

結婚式当日、式場の前でスタッフによるお出迎えがあるかどうかも確認しておきましょう。

ゲストによっては場所が分からなかったり、当日どうしても遅刻をしてしまう方も出るかもしれません。

そうしたゲストの方をスムーズにご案内できるかどうかも、確認したいポイントです。

10.景観や騒音など、周辺環境に問題はないか?★★★

地方であればさほど問題ないケースが多いですが、都市部の場合は周辺環境も気になるポイントでしょう。

式場自体はすごく良いけれど、歓楽街が近くイメージが良くなかったり、飲食店が近いことによる悪臭が気になるなど、ゲストの印象を左右しかねません。

式場のエリアや場所は重要ポイントですが、最寄り駅からのアクセスや周辺環境など、意外とゲスト目線で考えられないことも多いです。

実際に最寄り駅から歩いてみるなどして確認できると良いですね。

式場の検討エリアに関しては、地元の親族や友人にも影響するので、お互いの親に相談してから決めるようにしましょう。

式場の外観・受付・控え室などにまつわること

式場の外観・受付・控え室などにまつわること

人は見た目が9割と言いますが、式場探しもやはり最初の印象は最後まで強く残ります。それぐらい大事な要素ですが、もちろんゲストにとっても同様です。

ここでは式場の外観からウェルカムスペース、控え室など、付帯設備に関する項目をまとめています。

11.式場の雰囲気はイメージに合っているか?★★★

女性であれば多くの方が、式場探しを始める時や人によってはプロポーズ前からなんとなく結婚式当日のイメージを想像するでしょう。

厳かでベーシックなイメージなのか、それとも明るい南国風のイメージなのか、はたまた夜景によるロマンチックなムードを思い浮かべる方もいるでしょう。

検討している式場の雰囲気が思い浮かべるイメージと合っているかは、式場探しにおいて非常に重要なポイントです。直感を大切にしましょう。

もちろんパートナーにもそのイメージは多少なりともあるでしょうから、イメージをすり合わせておくのも忘れないように。

12.写真映えするような建物やロケーションか?★★☆

インスタなどでの写真共有も考えて、写真映えするような建物やロケーションかどうかも人によっては重要な要素ですよね。

ブライダルフェア当日、案内してくれるプランナーさんに写真撮影で良く利用される式場内のスポットはどこか質問してみると良いでしょう。

13.建物は綺麗にされているか?★★★

先ほどの写真映えにも通じる内容ですが、やはり建物自体が綺麗にされているかどうかも見逃せないポイントです。

せっかく遠くから見ると豪華絢爛な建物でも、近づくと汚れが見えたりすると残念ですよね。

こうした建物の清掃や補修に気を遣っているかどうかで、式場のホスピタリティが総合的に判断できると言っても過言ではありません。

14.集合写真を撮影するスペースはイメージ通りか?★★☆

通常挙式のセレモニーが終了した後、屋外または天候によっては屋内で新郎新婦とゲスト全員による集合写真を撮影します。

この集合写真は一生残るものなので、イメージ通りのロケーションであったり、ゲスト全員が入るよう十分なスペースがあるかどうか確認しておきましょう。

ブライダルフェア当日、案内してくれるプランナーに晴天時と雨天時両ケースでの集合写真の場所を質問すれば確認できます。

15.待合スペースの広さは十分か?★★★

通常ゲストは集合時間よりも十分に余裕を持って到着します。

到着後それぞれのゲストは、親族や会社の同僚、友人も中学時代や高校時代などといったグループ単位で分かれて挙式時間まで待つことになります。

その際、待ち合いスペースが狭いとお互いに気を遣う時間を過ごさせてしまうことになるため、待ち合いスペースに十分な広さがあるかどうかは重要ポイントです。

理想は、親族と友人や同僚などのゲストの待ち合いスペースが分かれているとベストですが、なかなかそこまで完備されている式場も少ないです。実際どうか確認しておきましょう。

16.ウェルカムスペースは自由に飾り付けができるか?★☆☆

ゲストハウスであれば式場に入ってすぐの場所が多く、ホテルであれば披露宴会場または挙式会場の近くにウェルカムスペースは設けられることが多いです。

ゲストにとってこのウェルカムスペースは、挙式時間までの待ち合いのタイミングで目にするため、印象に残りやすいポイントでもあります。

結婚式の準備が好きな方は、この印象に残りやすいウェルカムスペースを自分たちでアレンジしたいと思う方も少なくありません。

その際に備え付けの備品の移動は可能か?ガーランドやウェルカムボードなど、どの程度自由に飾り付け可能か確認しておくと良いでしょう。

17.新郎新婦の控え室は独立型か?★★★

よっぽど無いとは思いますが、式場によっては新郎新婦の控え室が他のカップルとも共同で利用するといったケースもあるようです。(パーテーションで区切られるなど)

結婚式当日はできれば二人でその時間を楽しみたいものですよね。

ブライダルフェアの段階で当日の控え室は確認しておきましょう。なお、新婦専用の控え室のことをブライズルームと呼ぶこともあります。

18.親族用の控え室の用意は十分か?★★★

ブライダルフェアフェア当日意外と見落としがちなのが、親族用の着付けやメイクルームの用意があるかどうかです。

結婚式の直前になって用意が無いとなると、自分たちの親や親族に余計な手を煩わせてしまうことになるので、ブライダルフェアの段階でしっかり確認しておきたいものです。

何部屋用意が可能か、何時から利用可能か、着付けやヘアメイクも可能かなど、細かい部分まで質問してチェックしておきましょう。

19.ゲスト用の着付け・メイクルームはあるか?★☆☆

式場によっては親族だけでなく、ゲスト用の着付けやメイクルームまで完備しているケースもあるようです。

しかし実際にはここまで完備されている式場は割と少ないので、完備されている方が珍しいです。特別におもてなしをしたい場合は確認しておきましょう。

通常同僚や友人は自分たちで街の美容院を利用して、着付け・ヘアメイクをするのが一般的です。

一つ確認できると良いのは、余興をするゲスト用の控え室があるかどうかは確認しておいても良いかもしれません。余興内容によっては着替えや練習などの準備が必要となるからです。

20.お手洗いは清潔かつ十分な広さか?★★☆

当たり前ですが、お手洗いが清潔に保たれているかどうかで式場のホスピタリティは測れます。(逆に汚い式場をあまり見たことが無い)

清潔さと合わせて確認したいのが、十分な広さがあるかどうかと長時間過ごすことになる挙式・披露宴会場から近いかどうかです。

特に車いす利用の方にとって広さはとても重要です。さらに各会場からの距離が近いことも子供連れや年配の方にとって嬉しいポイントとなります。

21.高齢者や子供連れの方への配慮ができる会場か?★★☆

先ほどのお手洗いもそうですが、会場全体がバリアフリーになっている式場も近年珍しくありません。子供連れや年配の方にとっては気になるポイントでしょう。

他にも、披露宴会場の後方や会場を出てすぐに休憩スペースが設けられているかどうかも重要です。

子供連れであれば子供をあやす際に利用できますし、高齢の方で途中で気分が悪くなったり疲れてしまった際にも利用できるので、こうしたスペースが設けてあるかどうかも確認しておきましょう。

22.喫煙所は十分に設けられているか?★★☆

ここまで割と年配の方や子供連れの方たちへの配慮でしたが、今度は喫煙者の方もいます。

昨今は分煙が進んでいますが、喫煙スペースがしっかり設けられていると喫煙ゲストにとっても過ごしやすい一日となるでしょう。

屋外でしか吸えないとなると、式場の外でも吸う場所を探さなければならないので、会場内に喫煙スペースが設けられているかも確認しておきましょう。

23.雨天の場合に受ける影響は少ないか?★★★

結婚式当日の天候はお天道様しか分かりません。

万が一当日、雨天となった場合どのようなポイントで変更が生じるのかブライダルフェアの段階で確認しておきましょう。

せっかく雰囲気やイメージで選んだとしても、雨天による影響で大きくそのイメージが崩れてしまうと悲しいですよね。

その影響は最低限に抑えておきたいものです。

24.一日に何組のカップルが挙式をするか?★★☆

式場によっては一日の中でも複数のカップルが結婚式を挙げるといったことも少なくありません。

とは言えせっかくの結婚式ですから、そうした場合においてもあまり他のカップルとバッティングはしたくないと思うのが本音でしょう。

完璧にバッティングを避けることは難しいかもしれませんが、どういった場面・場所でその可能性があるのか、事前に確認しておけると当日さほど気にならずに済むかもしれませんね。

どうしても他のカップルとのバッティングは嫌だという場合は、貸し切りタイプのゲストハウスウエディングを選びましょう。

25.ゲスト用の宿泊施設は併設されているか?★☆☆

ゲストが遠方から来る場合、宿泊施設も併設されていると当日ゆったりと過ごすことができます。特に家族や親族で利用したいという方もいるでしょう。

一般的にホテルウエディングであれば当然ホテルなので、宿泊施設も併設されていますが、ゲストハウスウエディングに宿泊施設は基本無いので、会場周辺に宿泊施設があるかも事前に確認しておきましょう。

式場探しの際はつい、結婚式場の外観や景観などのイメージなどに引っ張られてしまいがちですが、親族用の控え室や高齢者・子供連れゲストなどへの配慮も非常に大きなポイントです。

ぜひ自分たちだけではない、ゲスト目線で会場内の建物や設備をチェックしましょう。

挙式会場にまつわること

挙式会場にまつわること

続いて紹介するのは、結婚式のメイン行程となる挙式会場にまつわること。

二人が結婚の誓いを行うこの会場にも、式場選びのポイントがいくつかありますので、確認していきましょう。

26.挙式会場の雰囲気はイメージ通りか?★★★

まずは何と言っても、自分たちの挙式イメージと会場の雰囲気が合っているかは非常に大事です。

厳かなイメージで行いたい場合はあまり開放的でない方がいいでしょうし、逆に明るい雰囲気で行いたい場合は外からの光が入るような会場の方が合っています。

ステンドグラスに高い天井の大聖堂で和装というのも、なんとなく雰囲気には合っていません。(式場によっては和装も可能だが。)

まずは自分たちの挙式イメージが会場と合っているか直感的に判断しましょう。

27.希望する挙式スタイルは実現可能か?★★★

一般的に挙式には4つのスタイルがあります。

・キリスト教式:神父や牧師によって進行する伝統的な挙式スタイル
・人前式:近年一般的になってきた、ゲストの前で誓いを立てる人前式(じんぜんしき・ひとまえしき)アットホームな雰囲気が特徴
・神前式:神前式(しんぜんしき)は、神殿にて行われる日本古来の伝統的な挙式スタイル
・仏前式:仏前式(ぶつまえしき)は、寺院や自宅で行われる比較的珍しい挙式スタイル

式場によっては、キリスト教式の実施がそもそもなかったり、逆に人前式はNGといったところもあるので、ブライダルフェアの段階でどんな挙式スタイルの実施が可能か確認しておきましょう。

最近では「和装が着たいけど、神前式は嫌、、」という方に向けて、和装人前式(わそうじんぜんしき)というスタイルも出てきています。

28.挙式会場の広さは十分か?★★★

ゲストが大人数の場合、挙式会場によってはゲストが入りきらずに立ち見となってしまうといったこともあるようです。

とは言え教会備え付けの長椅子に大人数を詰め過ぎるのも、ゲストにとって心地良いものではありません。

式場のサイトなどに掲載されている収容人数は最大人数となっているので、その人数よりマイナス10〜20人くらいの余裕は欲しいところです。

収容人数的に少し厳しいようであれば、他に大きな挙式会場は無いかや追加の椅子の用意はあるかなど、細かく確認しておきましょう。

反対にゲスト人数が少ない場合に寂しい雰囲気にならないか心配と言った声もありますが、少ない場合は厳かな雰囲気のキリスト教式のスタイルを選ぶことであまり気にならなくなるのでオススメです。

29.挙式会場の天井は高いか?★★☆

特に厳かな雰囲気のキリスト教式をイメージしている方は、挙式会場の天井高もチェックしておくといいでしょう。

天井が高ければ高いほど、写真映えもさることながら、音が反響しやすいためより厳粛なムードを演出することができます。

一般的にステンドグラスがあり、天井の高い会場を「大聖堂(だいせいどう)」と呼びます。厳かな雰囲気を特にイメージしている場合は、式場探しの際に大聖堂を軸に探してみると良いでしょう。

30.長椅子への装花・装飾は別料金か?★☆☆

挙式会場によってはゲストの座る長椅子の周りに、装花(そうか)といって花飾りを施す場合があります。

その装花は生花なのか、それともプリザーブドフラワーなのか、装花する場合は別料金かなど事前にチェックしておきましょう。

生花の場合は挙式会場におけるお花のいい香りを演出することができますが、一般的には別料金で結構な金額するケースも多いです。

31.バージンロードの長さは十分か?ドレスが映える床材か?★★☆

バージンロードをゆっくりと歩き、ウエディングドレスの裾(トレーン)を美しく披露するのが憧れという女性も多いでしょう。

そのためには、長いバージンロードかつトレーンが反射する床材である必要があります。

式場によってはきちんとこだわって挙式会場を設計しているので、ぜひブライダルフェアで質問してみてください。

32.誓いを行うスペースは十分な広さか?★★★

新郎新婦が誓いを行う正面のスペースは十分な広さがあると良いでしょう。

オルガンを弾くオルガニストや聖歌隊なども居る場合は、そのスペースが十分でないとメインの新郎新婦よりもそっちが目立ってしまうというケースも少なくありません。

同様に当日のカメラマンが悪目立ちしてしまう可能性もあります。

ちなみに最新の式場だと、無人操作できるカメラが備えられおり、セレモニー中にカメラマンがうろうろしなくて済むような設計になっているところもあります。

33.オルガンや聖歌隊は生演奏か?★☆☆

オルガニストや聖歌隊は生演奏かどうか気になる方も居るでしょう。

人によっては逆に生演奏じゃないほうが良いという方もいるので、どっちが良いかはそれぞれの好みですが、ブライダルフェアの段階で確認してくと良いですね。

結婚式のメインとなる挙式のセレモニーは、二人が誓いを行う一生の思い出となる会場です。

パッと見の印象だけでなく、実際に音楽や声がどのように反響するかやゲストの収容は問題なくできそうかなど、しっかり確認しましょう。

披露宴会場にまつわること

披露宴会場にまつわること

挙式会場の次は披露宴会場にまつわるチェックポイントです。

ゲストにとっては、披露宴での印象がその結婚式の印象を決めると言っても過言ではないくらい重要なポイント。

ゲストへのおもてなしが十分に行えそうかどうかの基準で判断しましょう。

34.収容人数に余裕はあるか?★★★

挙式会場と同じく、披露宴会場も式場のサイトなどに掲載されている収容人数は最大人数です。

そのため最大の収容人数からこちらも、マイナス10〜20人程度の余裕は持たせるようにしましょう。

特に披露宴会場はあまりに人数を詰めすぎると、隣のテーブルとのスペースが無くなってしまいます。

結果、ゲスト同士で気を遣わせてしまったり、テーブルを周るような演出ができなくなってしまいますので注意しましょう。

ブライダルフェア当日は案内してくれるプランナーも最大人数で紹介することも多いです。そのままそれを鵜呑みにせず、少し減らした人数で判断してください。

35.披露宴会場の雰囲気はイメージ通りか?★★★

披露宴会場は特に長時間過ごす場所ですし、演出なども多いので写真に収まる機会が多いです。

そのため会場の内観や装飾は、自分たちのイメージに近いと良いでしょう。

特に最近は写真映えによる世界観・非日常感が重視され、コンセプチュアルな会場が人気です。(ナチュラル・和モダン・ガーリー・・・etc)

なお、テーブルクロステーブルランナーなどを変更するだけでも、また違った雰囲気が演出できるので、実際に変更された状態の写真をプランナーに見せてもらうのもオススメです。

36.大階段はあるか?★☆☆

大階段からの登場は多くの女性にとって憧れの演出でもあります。

ですが、意外と大階段のある披露宴会場はそこまで多くありません。

大階段からの登場を演出としてイメージしている場合は、大階段を軸に式場探しをしてみると良いでしょう。

大階段は基本的に、ゲストが大人数で広い披露宴会場にあることが多いです。

37.外の景色によって高砂が逆光にならないか?★☆☆

式場によってはとても開放的で景観の良い披露宴会場を売りにしているケースがあります。

一見ブライダルフェアでもその開放感に圧倒され、契約のポイントとなることも多いですが、意外なデメリットもあるのです。

それは、外からの光によって当日の写真のほとんどが逆光になってしまうことです。

プロのカメラマンはその辺も考慮して撮影するため特に問題ありませんが、ゲストが撮影してくれた写真の場合、多くは外の光に焦点が当たってしまい、残念な写真ばかりとなってしまいます。

肉眼では意外と分からないため、ブライダルフェア当日は何枚か写真を撮影しておくと冷静に判断できるでしょう。

38.希望する演出は実現可能か?★★☆

結婚式での演出と言えば、披露宴会場で多く実施される場合が多いです。

ケーキ入刀やテーブルランナー、友人や同僚による余興、感謝の手紙などが一般的ですが、もし他にも実施したい演出があれば、この披露宴会場で希望する演出の実施可能かどうか事前に確認しておくと良いでしょう。

39.余興スペースは十分か?★★☆

友人や同僚による余興がバンド演奏やダンスなどの場合、余興スペースが十分かどうかも考慮しなければなりません。

映像による余興よりも即興性やライブ感があるので、内容によっては多いに盛り上がりますが、その盛り上がりを支えるための十分なスペースの確保が重要です。

余興をお願いする友人や同僚が映像系をやりそうか、バンド演奏やダンスなどを行いそうか事前に想定しておき(実際は当日まで分からないことも多いが)、柔軟に対応できる会場だと良いですね。

40.スクリーンの大きさや配置に問題はないか?★☆☆

プロフィールムービーやエンドムービー、余興などでスクリーンを利用しますが、スクリーンの大きさや配置に問題は無いか確認しておきましょう。

スクリーンが小さかったり適切な台数・場所に配置されていないと、全てのゲストが当日しっかりと楽しむことができません。

最近は映像による演出も増えているため、しっかりチェックしておきましょう。

41.どの席からも高砂・余興は見やすいか?★★☆

先ほどのスクリーンの配置もそうですが、そもそも高砂にいる新郎新婦の姿がしっかりどの席からも見えるかどうか確認しましょう。

特に親族席は後方となり、なおかつご年配の方もいるでしょうから、どこからも新郎新婦がきちんと見える会場を選ぶと良いでしょう。

42.音響・照明設備に問題はないか?★☆☆

音響や照明設備に問題が無いかどうか、可能であればブライダルフェア当日音楽を流してもらったり、照明を操作してもらい確認しておきましょう。

スクリーンの配置もそうですが、場所によって音が聞こえづらい、照明がまぶしすぎるといったこともあるようです。

また最近は、著作権の関係で映像と音楽を別で流す必要があったり、当日の音楽もすべて購入したCDで用意する必要があったりします。

その辺りの確認も事前に行っておきましょう。

43.高砂に新郎新婦用の照明は用意されているか?★☆☆

式場によっては新郎新婦の座る高砂にまるで芸能人みたいに、顔が明るく映えるよう手元に照明が備え付けられていることがあります。

写真映えを気にする方は、こうした照明が用意されているかどうかチェックしておきましょう。

披露宴会場は雰囲気やイメージもそうですが、希望する演出が叶えられるかどうか・収容人数に余裕はあるかといった基準で判断するのが良さそうです。

料理にまつわること

料理にまつわること

続いては料理にまつわるチェックポイントです。

料理は結婚式でも特に印象に残るポイントで、ゲストの満足度もこの料理次第で大きく変わってきます。

ブライダルフェアや式場探しの段階で判断しにくいポイントではありますが、分からない部分はどんどん質問して確認しましょう。

44.試食で美味しいと感じたか?★★★

ブライダルフェアで料理を試食するケースはもはや一般的ですが、契約前の段階では敢えて最上級の食材を使って印象に残るよう式場も工夫しています。

基本美味しい料理を提供するはずなので、ブライダルフェアの段階で美味しくないと感じるようであれば、式場探しの候補から外しても良いぐらいです。

お肉料理は特に差が出やすいです。筋っぽくないか、反対に脂っこ過ぎないかなど、客観的かつ冷静に判断しましょう。

45.メニューや味付けは老若男女に受け入れられるものか?★★☆

試食の際にもう一つ確認しておきたいのが、味付けは年配の方や子供にとっても食べやすいものかどうか。

試食をするカップルは若者です。多少濃い味付けぐらいが丁度良いかもしれませんが、年配の方や子供とっては濃すぎるかもしれません。

老若男女に受け入れられる味付けになっているかどうかも、冷静にチェックしておきたいところです。

この段階でメニュー内容についても確認しておきましょう。

季節によって旬の食材も変わるため多少の変動はありますが、全体を通して濃い味付けのものや脂っこいもの、炭水化物などが続いくようになっていないか確認しておきましょう。

46.オリジナルメニューに対応しているか?★★☆

式場によっては、二人の思い出の食べ物ゲストが用意した食材をぜひ使って欲しいなどといった要望が出ることもあるでしょう。

そうしたケースにおいて、料理における演出だと捉えて前向きに対応してくれるかどうかも式場の料理長の腕の見せ所でもあります。

料理のメニューにこうしたオリジナリティを入れることで、ゲストの印象もより高まるので、こうした演出を考えている場合はぜひ事前に対応可能か質問してみてください。

47.子供・高齢者・アレルギー対応は可能か?★★☆

お子様や高齢者のゲスト用に食材を切り分けてくれたり、特別メニューが用意できるか確認しておきましょう。

小さくカットされていたり、食べやすくクセの無い食材が使われていたりすると、お子様や高齢の方でもすんなり食べられるため嬉しいポイントです。

また通常、アレルギー食材については招待状の返信で内容を確認しますが、そうした場合にも別の食材を使ったり代替メニューが提供できるか確認してみましょう。

48.キッチンは披露宴会場から近いか?★☆☆

調理するキッチンと料理が提供される披露宴会場は近い場所にあると、料理が温かい状態のまま提供されやすくなるため、ワンランク上の味わいになります。

どうしても大人数のゲストだと、提供の順番に差が出てしまうため、人によっては少し料理が冷めてしまうことも。料理にこだわるカップルはこうしたキッチンとの距離もチェックしておきましょう。

49.見積り時の料理メニュー内容は適切か?★★★

もう一度言いますが、ブライダルフェアで提供される料理は契約してもらいたいが故に、最上級の食材を用いたメニューであることが少なくありません。

そのため、料理の印象だけで決めてしまうと、契約後に後悔することもあるでしょう。

料理メニューを設定する際に「ブライダルフェアで食べたお肉を用意したい!」となっても、実は一番高いコースに使われているA5ランクのお肉だったというオチになりかねません。

見積りに含まれている料理のコース内容と、ブライダルフェアで試食した食材はプラス料金になるのかなど、試食後に必ず確認するようにしてください。

よくあるのは、ランクアップなしの通常料金だと鴨肉や豚ロースで、料理の品数も1〜2品少なく、ゲストが満足するほどの量ではないといったケースです。

料理の金額が上がると、×人数となり全体の費用に大きく影響してくるため、ここは細かくチェックしてください。

50.見積り時のドリンクメニュー内容は適切か?★★★

料理と合わせて確認しておきたいのが、見積りに含まれているドリンクメニューの内容です。

こちらもよくあるのは、見積りに含まれているドリンクメニューはビール/ワイン/焼酎/ソフトドリンクのみで、カクテルやワインなどは見積りに入っていないというケースです。

若い女性ゲストだと、カクテルの豊富さやワインの用意も楽しみにしているので、見積り段階で含まれているかどうか、含まれていなければプラスいくらになるのか、ブライダルフェアの試食段階で確認しておきましょう。

51.ドリンクや料理のサーブを行うスタッフへの教育は十分か?★★☆

一般的な式場だと、ドリンクのオーダーを取ったり、料理をサーブ(提供)するスタッフは、式場が雇っているアルバイトであることが多いです。

しかし、ホスピタリティを大切にしている場合、ドリンクのオーダーはアルバイトでも、料理のサーブは社員で行うといった式場も存在します。

また、アルバイトとは言え十分な教育がされているかも重要です。

以前とある式場で、ゲストとして参加した際に実際にあった事なのですが、お酒の割り方(水割りやソーダ割りなど)を理解していないアルバイトが居たことがありました。

学生だから仕方ないと思いつつ、その式場に対してどこか不信感を感じたのは事実です。

教育に関してブライダルフェア当日に評価することはできませんが、どの程度アルバイトが関わるか、気になる方は質問してみてもいいでしょう。

52.見積り時に含まれるウエディングケーキ代の内容は?★★☆

ケーキ入刀の演出などで利用するウエディングケーキですが、見積りの段階で含まれているかどうか、どこまでの内容が含まれているか確認しておきましょう。

よくあるのは、決められたデザインのケーキであれば見積りに含まれているが、マジパンなどを利用したオリジナルなデザインにする場合は別途料金といったケースです。

オリジナルにする場合にどのくらいの料金が発生しそうか、あらかじめチェックしておくと良いですね。

53.ウエディングケーキの持ち込みは可能か?★★☆

最近はネイキッドケーキカラードリップケーキ、フルーツ断面ケーキなど、インスタ映えするようなお洒落なウエディングケーキが人気です。

ですが、本当にインスタ映えしそうなウエディングケーキを用意する場合、専門の業者に依頼しなければ実現できないケースも少なくありません。

そいうした場合に、外部のケーキ業者を快く受け入れてもらえるか式場探しの段階で確認しておきましょう。

食べ物に関わる部分なので、式場によっては持ち込み自体が難しいことも考えられます。

54.料理にまつわる演出は可能か?★★☆

料理のまつわる演出でよくあるのが、オープンキッチン演出料理のサーブスタッフに新郎が紛れ込むといった演出です。

他にも、漁師の方や板前さんであれば、魚をその場でさばいたりする演出も考えられます。

そうした料理に関する演出を想定している場合、実際に演出可能かどうか事前に質問して確認してきましょう。

結婚式において料理は特に印象に残るポイントです。

しかし、こだわればこだわるほど×人数分の費用がかかってくるため、慎重に考えなければなりません。

また、ブライダルフェア当日は契約前なので、普段よりもさらに美味しい料理が提供されています。

ここは少し水を差すかもしれませんが、見積りに含まれる料理やドリンクメニューは何か、冷静かつ客観的に判断できるようになりましょう。

ドレス・衣裳・メイクにまつわること

ドレス・衣裳・メイクにまつわること

Instagramの普及によって、近年は特にウエディングドレスやヘアメイクにこだわりを持つ花嫁も増えているようです。

ここではドレスやタキシードなどの衣裳から、ヘアメイクにまつわる式場選びのポイントを見ていきましょう。

55.ドレスの選択肢や取り揃えは豊富か?★★★

ウエディングドレスやカラードレスをレンタルする場合、基本的には契約する式場に取り揃えられたものか提携のドレスショップから選びます。

そのためドレスにこだわりがある場合、式場選びの段階でどの程度ドレスのラインナップがあるか確認しておくことが大切です。

特に10月11月の結婚式シーズンは、人気のドレスに先約が入ってしまうことも考えられるため、早めにお気に入りのドレスは予約で押さえておくことをオススメします。

いずれにしても、ブライダルフェアのタイミングで、ウエディングドレス・カラードレスのラインナップがどのくらいるのか確認しておくと良いでしょう。

56.見積り時に含まれるドレス・衣裳代はどこまでか?★★★

ドレスのラインナップが豊富でも、見積りに含まれている衣裳代は人気のドレスが対象外だったり、プラスのオプション料金がかかるといったケースも少なくありません。

衣裳代は契約前に交渉しやすいポイントでもあります。

交渉の段階でどんなドレスを選んでも、オプション料金が発生しないような契約にできると良いですね。

また、見積りに含まれるのはウエディングドレスだけなのか、カラードレスやタキシード、親のモーニングなども含まれるのか、しっかりと確認しておきましょう。

57.ドレスの持ち込みは可能か?持ち込み料はいくらか?★★☆

世界的に有名なウエディングドレスブランドの「VERA WANG(ヴェラ・ウォン)」や「Galia Lahav(ガリア・ラハヴ)」が着たい場合、式場では取り扱っていない事が多く自分で購入して持ち込む方法が一般的となります。(数十万円以上する高級ドレスですが)

もしくは反対に、比較的安価なブランドで購入したり、オーダーメイドしたりして、自前で用意するといったケースも近年増えています。

しかし、式場によってはそもそもドレスを外部から持ち込むことが許されていないところもあります。

もしくは、持ち込み料(保管料)として5~10万円ほどかかるケースもわりと一般的です。

いずれにしても、自前のウエディングドレスを持ち込みできるかどうか、持ち込み料はいくらか、ドレスにこだわる花嫁は事前に確認しておきましょう。

58.インナーやティアラなどのアイテムの持ち込みは可能か?★★☆

ドレスだけでなく、ブライダルインナーやウエディンググローブ、ティアラ、靴などのドレスに関わるアイテムが持ち込みできるかどうかも合わせて確認しておきましょう。

最近では、メルカリやラクマなどで中古のブライダルアイテムも格安で出品されています。

人生の晴れ舞台とは言え、一度しか使わないアイテムのために数万円使うのはもったいないような気もします。

こうしたドレスにまつわるアイテムの持ち込みはOKか、事前にチェックしましょう。

59.タキシードの種類は豊富か?★☆☆

新婦用のドレスが豊富でも、タキシードのラインナップがいまいち…といったケースも少なくありません。

またお色直しの演出をする場合、新郎の衣裳も合わせて変更できると、演出の印象もアップします。

通常のタキシードだといまいち印象に欠けるので、新郎用の衣裳も豊富な選択肢があると嬉しいですね。

60.親用の衣裳も豊富か?シャツや靴のレンタルは可能か?★☆☆

両家の父親が着るモーニングなどの衣裳も忘れてはいけません。しかし特にこだわりがなければ、一般的なものの用意があれば問題ないでしょう。

ここで一番確認したいのは、シャツや靴などのレンタルはあるかです。

レンタルではなく購入となると、これまた数万円の出費となるので、意外に重要なポイントです。

ブライダルフェアの段階では、ほぼ確実に気が付かないポイントなので要チェックです。もし購入であれば、契約前にその費用も含めてもらえるか交渉しましょう。

61.新婦と新郎の試着スペースは別々になっているか?★☆☆

よくありがちなのが、新婦のためのドレスサロンの片隅に新郎用の着替えスペースが備え付けられていることです。

新婦と比較して着替えも楽なのでやや簡易的な作りになっていますが、他のカップルも居る中での衣裳チェックはなんとなく小っぱ恥ずかしく集中できないものです。

できれば、新郎と新婦の衣裳サロンはそれぞれ独立しているとベストです。

62.ヘアメイクスタッフの持ち込みは可能か?★★☆

トレンドに敏感なプレ花嫁であれば、服部由紀子さんや金子真由美さん、清水美知さんと言った有名ヘアメイクアーティストをご存知の方もいるでしょう。

最近は、そうした有名なヘアメイクアーティストに直接ヘアメイクを依頼する花嫁も出てきました。

しかし、式場によっては外部へのヘアメイク依頼(持ち込み)を許可していないケースも少なくありません。

外部のヘアメイクアーティストに依頼したい場合は、事前に持ち込み可能か相談しておきたいですね。

63.ヘアメイクのリハーサルは可能か?見積りに入っているか?★★☆

式場にヘアメイクを依頼する場合、事前にリハーサルメイクを行ってくれるか確認しましょう。

いくらプロのヘアメイクさんであっても、新婦の持ってるイメージと当日だけの打ち合わせで、完全に擦り合わせできるとは限りません。

結婚式当日に納得できるヘアメイクにするためにも、事前のリハーサルメイクは欠かせません。

ブライダルフェアの見積り段階では、リハーサルメイクはあるか、費用に含まれているかしっかり確認しておきましょう。

ドレスやヘアメイクにまつわることは、ブライダルフェアのタイミングでは確認する機会が少なく、どうしても見落としがちです。

また費用も曖昧な部分が多いので、あとから追加料金となりやすいポイントでもあります。

見積りの段階で上記ポイントはしっかり押さえて、後悔しないようにしてくださいね。

写真・ビデオ撮影にまつわること

写真・ビデオ撮影にまつわること

結婚式において写真やビデオ撮影にまつわることも忘れてはいけません。

料理や演出と違って一生残るものですし、今はInstagramなどへのアップロードなども考慮して業者などを決めるという人もいます。

ここでは写真やビデオ撮影に関するポイントをまとめました。

64.見積りに含まれている写真やビデオ撮影の内容は?★★★

結婚式においてプロのカメラマンが必要となるのは主に以下項目です。

・ファーストミート※1
・親族揃っての記念写真
・挙式セレモニーの記録
・ゲスト全員での集合写真
・披露宴の記録
・最後に新郎新婦や家族との記念写真

少なくともこれだけは、しっかりと写真に収めておきたいものです。

さらに、親族・家族・二人の記念写真などは、しっかりとしたアルバムとして残しておくことも少なくありません。

そして上記以外にも、

・オープニングムービー
・プロフィールムービー
・余興などのムービー
・エンドロール

など、ビデオ撮影・編集などが必要となるケースも今や一般的です。

最初の見積りに含まれる撮影関連の内容が、上記内容と照らし合わせて漏れがないか、納品形態や焼き増し、データの受け渡しなども含まれた料金か、しっかりとチェックしておく必要があります。

※1 ファーストミートとは、結婚式当日にヘアメイクやドレスアップした新婦とタキシードで格好を決めた新郎が、挙式のセレモニー前にゲスト等も居ない状態で会うこと。

65.フォトアルバム作成や焼き増しの料金はいくらか?★★☆

先ほども少し触れましたが、ブライダルフェアで提示される見積りにアルバム作成の金額は含まれているか確認しましょう。

具体的には、

・新郎新婦二人の写真
・家族、親族の写真
・集合写真
・結婚式全体を通してのダイジェスト

などが主にアルバムになりうるシーン・カットです。

見積りに含まれていない場合は、アルバム作成代金はいくらかチェックしましょう。

また、自分たちと両家へ1つずつの合計3枚・冊もらえるのか、それとも焼き増しは別途料金なのかも合わせて確認しておきましょう。

66.写真や映像のデータはもらえるか?★★☆

式場によっては写真の撮影データを渡してくれず、焼き増し料金を設定しているところもあります。

結婚式の直前になってその事に気付き、余計な出費がかさまないよう、契約前に撮影データはもらえるのか確認してください。

67.前撮りのロケーションはどこか?いくらかかるか?★★☆

多くの場合、結婚式場に伝えれば前撮りの手配も可能です。

ブライダルフェアのタイミングでは、前撮りを依頼した場合にどのくらいの費用が発生するのか質問しておくと良いでしょう。

なお、具体的に撮影したいロケーションのイメージがあれば、式場に依頼するとロケーションが限られている可能性が高いので、自分たちで探すのも良い選択です。

ちなみに渡辺直美さんのCMで有名なハナユメでは、沖縄や京都といったロケーションでの前撮りサービスも提供しています。

【公式】前撮り・フォトウエディングなら「ハナユメフォト」

こうした外部業者に自分たちで依頼することで、料金が安く済む可能性も高いので、旅行も兼ねて沖縄や京都へ前撮りに行くのもオススメですよ。

68.カメラマンの持ち込みは可能か?★☆☆

当日のカメラ撮影は基本的に式場と提携している専門業者が請け負います。

しかし、式場と提携している撮影業者は良くも悪くも無難な撮影をすることが多いです。

せっかくの晴れ舞台、もっとドラマチックな撮影をして欲しい!と言った場合に、結婚式の撮影を得意とした経験豊富なプロカメラマンに依頼したいケースもあるでしょう。

例) 結婚式の撮影が得意なカメラマン
https://www.kuppography.com
http://ange-lier.com
http://namograph.web.fc2.com

こうした希望がもしあれば、外部のカメラマンの持ち込みは可能か質問しておくと良さそうです。

ブライダルフェアのタイミングで、写真やムービーにまつわる質問まで想定するのはなかなか難しいかもしれません。

しかしこれも、結婚式全体の費用に関わってくるのでしっかり確認しましょう。

ウエディングアイテムにまつわること

ウエディングアイテムにまつわること

結婚式の準備と言えば、リングピローやウェルカムボードなどのウエディングアイテムにまつわることを想像する方も多いのではないでしょうか。

イメージしている結婚式が叶えられるよう、ウエディングアイテムにまつまるポイントもチェックしておきましょう。

69.リングピローのレンタル料金は?持ち込み可能か?★☆☆

挙式セレモニーの際の指輪交換時に使われるリングピロー。もちろん式場からレンタル(または購入)もできるでしょう。

よくあるのは、リングピローを母親や姉妹の手作りにしたいといった希望です。このような希望は可能かプランナーさんへ質問しておくと良いでしょう。

70.ウェルカムボードのイーゼルのレンタルは有料か?★☆☆

当日の受付や待ち合いスペースなどに飾るウェルカムボード。二人の似顔絵やおしゃれな黒板に英語で案内を描く方もいるでしょう。

ついボードに何に描くかばかりに気を取られがちですが、式場にイーゼル(絵を立て掛ける台のこと)の用意はあるか事前に確認しておきましょう。

イーゼルと言えど新品で購入するとそれなりの金額するので、非常にもったいないです。

どうしても用意がなければ、フリマアプリやネットオークションなどを利用するのもオススメです。

71.ウェルカムスペースの装飾に使えるアイテムは用意されているか?★☆☆

人によっては、ウェルカムスペースなどの飾り付けが面倒に感じる方もいるでしょう。

そうした場合に式場のスタッフによる飾り付けがお願いできたり、飾り付け用のアイテムが用意されていることがあります。

こうした手伝いやアイテムの用意はあるか、面倒に感じる方は確認しておきましょう。

72.席次表や席札などペーバーアイテムの持ち込みは可能か?★★☆

席次表や席札を自分たちのオリジナルのデザインにしたい、はたまた少しでも費用を抑えるために外部で購入したものを持ち込みたい、といった要望もあるでしょう。

しかし、式場によってはペーパーアイテムの持ち込みを許可していないところもあります。

特にデザイナーの方やクリエイティブな仕事をしている方など、自分たちのオリジナルデザインのペーパーアイテムでゲストに印象付けたいと思っても、持ち込み不可だと非常に残念ですよね。

もしこだわりたいのであれば、ペーパーアイテムの持ち込みが可能かどうかブライダルフェアの段階で確認しておきましょう。

73.引出物の選択肢は豊富か?★★★

引出物は通常、式場が提携する業者のラインナップ(カタログやお皿など)の中から選択するのが一般的です。

ゲスト一人一人、引出物の内容は変更できますが、そもそもたくさんの引出物のラインナップが用意されているかはとても大事なポイントです。

最近は、北欧デザインの引出物カタログであったり、少し高価なお出汁や調味料セットなども人気です。

反対に食器やタオルなどは定番ですが、各家庭で食器棚の収納サイズが違ったり、趣味嗜好が合わない可能性もあるので徐々に人気が下がっています。

74.引出物・引菓子・プチギフトの持ち込みは可能か?★★☆

先ほどは引出物のラインナップでしたが、一方で近年、引出物を当日用意せずに後日配送するケースも増えています。

また、引出物・引菓子などを価格や品質の納得感から、自分たちで用意した品物を包むカップルもいます。

しかし、式場によっては決められた提携業者からの引出物・引菓子しか許可していないところも依然として多く存在します。

これらを自分たちで用意したいのであれば、前もって引出物の持ち込み可能かどうか質問しておきましょう。

プチギフトに関しては特に持ち込みの制約が無いところが多いです。地元のお菓子や二人の思い出の品物をお見送りの際に渡すことで、帰り際の印象にも繋がりますね。

結婚式の準備の中でも考えるのが楽しいウエディングアイテム

自分たちらしさが出せるよう、あらかじめどこまで自由に手配が可能なのかチェックしておきましょう。

プランナー・スタッフにまつわること

プランナー・スタッフにまつわること

さてここでは、プランナーやスタッフにまつわるチェックポイントをご紹介します。

結婚式には多くのゲストが来ますし、新郎新婦も基本初めての経験となるので、やはり豊富な知識や経験を持つスタッフに対応してもらえるとスムーズでしょう。

では、一つずつ見ていきましょう。

75.ブライダルフェアで対応してくれたプランナーから交代するか?★★☆

意外と知られていないのですが、通常ブライダルフェアで対応してくれたプランナーと実際に結婚式の準備をサポートしてくれるプランナーは異なるケースが一般的です。

そのため、ブライダルフェアでの対応が素晴らしく、その人で決めたとしても実際には交代となるでしょう。

交代するプランナーがどんな方かブライダルフェアの際に質問してみるのも良いでしょう。

式場によっては最初から最後までを担当してくれるところもありますが、比較的珍しいです。

76.プランナーは女性を指名できるか?★★☆

プランナーは交代しても良いが、どうしても女性が良いという要望もやはり多いです。

基本的に結婚式の準備は主に女性が主体で決まっていくことが多いため、契約後のプランナーは女性スタッフの割合が多いです。

それでも絶対に女性プランナーが良いという場合には、ブライダルフェアの段階で女性プランナーが良いと式場に要望してもいいでしょう。

77.神父(牧師)は外国人か?★★☆

挙式をキリスト教式で行う場合、ついイメージから外国人の神父や牧師を想像する方も多いでしょう。

しかし、式場によっては日本人の神父(牧師)の方の場合もあるので、外国人を希望する方は最初に確認しておきましょう。

式場によっては外国人・日本人どちらにするか選択できるところもあるようです。

78.当日の司会者の指名は可能か?または持ち込みできるか?★☆☆

人によってはどうしても二人をよく知っている知り合いの司会者にお願いしたい、司会者は女性が良い(or男性が良い)などといった希望があるケースもあるでしょう。

しかし、司会者に関しても基本的には外部への依頼(持ち込み)を許可していない式場が多いです。

特に結婚式の司会経験が無い方だと、どうしても当日の進行や言葉遣いなど難易度が高いお仕事なので、安易に口が達者だからと言って友人などへ依頼するのはオススメできません。

司会者の経験もあり、二人のことをよく知っていて、どうしてもその人に依頼したい場合は式場に質問してみると良いでしょう。

結婚式は多くの人のサポートで成り立っています。その中で自分たちが気持ちよく当日を迎えられるように、スタッフに関して疑問に思ったことは早めに確認しておきたいものです。

費用・支払い・契約にまつわること

費用・支払い・契約にまつわること

結婚式準備の中でも、費用や支払い、契約にまつまることは特に気になる方が多いのではないでしょうか。

結婚式は平均360万円ほどする高い買い物です。トラブルにもなりやすい項目ですので、ブライダルフェアのタイミングでしっかりとポイントを押さえておきましょう。

79.支払いのタイミングはいつか?★★★

結婚式の支払いは通常、結婚式当日の1~2週間前が一般的です。

費用の多くをご祝儀でまかなおうとしている場合は、親に借りるか、一時的にブライダルローンを組む必要があります。(短い期間であれば無金利もしくは低金利であることが多い)

どうしても借りられないという場合は、結婚式を済ませてから支払う方法の「後払い」が可能かどうか確認しておきましょう。

80.支払い方法は希望できるか?★★★

結婚式の費用は通常、現金振り込みが一般的です。

しかし、クレジットカードが利用できるとポイントなどが貯められて多少お得ですよね。

式場によってはクレジットカードでの支払いも可能なところもありますので、少しでもお得に支払いをしたい場合は、契約前に支払い方法について確認しておきましょう。

ただし、クレジットカードで支払える式場はそこまで多くありません。また使えたとしてもカードの利用限度額に引っ掛かり、全額支払えないといった事もあるでしょう。

式場によっては仮契約の際の手付金(相場10万円ほど)のみ、クレジットカード支払いが可能といったところもあるようです。

81.キャンセル料はいくらか?かかるタイミングは?★★☆

一般的に仮契約の際の手付金を支払うと、そのお金は戻ってこないため、それがいわゆるキャンセル料にあたります。(相場10万円ほど)

その後結婚式の準備が進むにつれて、手配するものも具体的に決まってきます。

何がどのタイミングからいくらのキャンセル料が発生するのか、きちんと確認しながら進める方が安全です。プランナーに都度質問すれば問題ありません。

想像したくはありませんが、結婚式や婚約自体が破談となる可能性だって、ゼロではありませんから。

何度しつこいかもしれませんが、結婚式は決して安い買い物ではありません。

契約した後に費用の交渉をするのは決して簡単ではないので、ぜひブライダルフェアの段階で費用や支払い方法、キャンセル料についてしっかり確認しておきましょう。

その他

その他

最後に細かいですが、いくつか確認しておきたいチェックポイントをご紹介します。

意外と大事なポイントとなりえるので、ぜひ押さえておきましよう。

82.新郎新婦控え室で当日の料理は食べられるか?★☆☆

結婚式当日は朝から準備でとても忙しいです。

披露宴中も次から次へと祝福の言葉をもらったり、写真撮影やケーキカット、余興にお色直しと、正直美味しいご飯を食べる余裕なんてありません(笑)

式場によっては、お色直しのタイミングや式後に控え室でメインディッシュなどだけでも、食べられるように配慮してくれるところもあります。

せっかくの美味しい料理ですので、少しは味わっておきたいですよね。

83.契約後の日程変更は可能か?★★☆

基本的に仮契約はその日程に対して契約を行うため、原則日程の変更はできません。

挙式日まで数ヶ月以上あるいは一年以上あり、たまたま式場が空き日となっていれば、もしかしたら変更を受け付けてもらえるかもしれません。

仮契約をする前に万が一に備えて、日程変更は可能かどうか、可能な場合いつまで対応してもらえるか予め確認しておきましょう。

84.挙式開始時間の変更は可能か?★★☆

日程だけでなく時間に関しても、基本的には仮契約の後での変更は原則できません。

こちらも同様に挙式日まで、数ヶ月あるいは一年以上先でたまたままだ他のカップルとの契約がなければ、もしかしたら対応してもらえるかもしれませんが、基本的には難しいでしょう。

遠方のゲストが多い場合、土曜日の午前中の開始だと迷惑をかけてしまうこともあります。

式場を決める前に、日程と時間帯については親や親族ともよく相談して決められるとベストです。

85.当日の撤収時間は絶対厳守か?★☆☆

結婚式当日のスケジュールに関しても、時間的な制約がある場合があります。

基本的には当日の進行管理をしてくれるタイムキーパー役のスタッフがいますので、スケジュール通り進行すれば問題ありません。

しかし、当日の演出内容や余興内容によっては、多少時間が押し気味になる場合があります。

そんなときに次のカップルの結婚式の予定が入っているからと言って、かなり無理をするような慌ただしい結婚式となるのは避けたいものです。

次の時間帯での挙式予定はあるか?どのくらい余裕を持たせてあるか、撤収時間はどの程度きっちり守る必要があるかなど、事前に確認しておけると良いでしょう。

多くの演出を考えている場合は、午後の開始やナイトウエディングにするのもオススメです。

86.当日の天候・災害による中止のケースは?★★★

時期によっては当日交通機関がストップしてしまうような悪天候であったり、災害が発生することだって可能性としては全くのゼロではありません。

万が一そうなってしまった場合に、費用の負担や日程の振替えなどが、どのような決まりになっているか契約の際に確認しておきましょう。

87.本格的な打ち合わせや準備が始まるのはいつ頃になるか?★★☆

式場の検討開始時期は平均約10か月くらい前だそうです。1年以上前から参加するカップルも珍しくありません。

しかし実際、仮契約をした後は特にやることも無く、しばらく期間が空いてしまうことも少なくありません。

それだけであれば良いのですが、挙式3か月前ぐらいから突然忙しくなるので、何もしていなかった期間に少しでも準備していればと後悔することも。

そうならないように、結婚式準備の段取りの全体像や本格的な準備が始まるのはいつ頃か、ブライダルフェアの際に質問しておくといいですね。

以上、全87項目のブライダルフェアの際に確認したいチェックポイントでした。

ウエディングプランナーとして働いた経験と実際に結婚式を挙げたからこそお伝えできる、具体的なチェックポイントになったのではないでしょうか。

ブライダルフェアに参加する前に、ご紹介したポイントをぜひ押さえてから参加してくださいね!

ブライダルフェア・式場探しのチェックポイント【ダウンロード版】

ブライダルフェア・式場探しのチェックポイント【ダウンロード版】

今回お伝えしたチェックポイントを実際にブライダルフェアのタイミングで確認しやすいよう、印刷用可能なPDFファイルをご用意いたしたました。

印刷してぜひ確認の際にご活用ください。

▼ブライダルフェア・式場探しに確認したい87のチェックポイント(PDF版)のダウンロード

ブライダルフェア・式場探しで確認すべきポイントまとめ

いかがでしたか。

式場探しは基本誰しもが初めての経験で、つい浮かれた気分もあり、しっかりと調べることや事前の確認を怠ってしまいがちです。

結婚式は高い買い物ですし、何より人生の晴れ舞台。絶対に後悔しないようブライダルフェアで確認すべきポイントを押さえてから望むようにしてくださいね。

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